夫にやせる気がなくてイライラ。
私の夫は結婚してから数年間で見事にブクブクと太ってしまいました。
夫は平日は在宅ワークで一歩も外に出ないこともあり、休日は1日中ゲームかベッドでゴロゴロしていてため、運動量が全くのゼロ。
そんな姿を見ていると、とてもイライラしてしまいます。
痩せた方がいいよ。
お菓子食べるのやめたら?
ダイエットするように言っても、一向に聞く耳を持ちません。
当の本人は、太っていることをあまり気にしていない様子で、全然努力しないので、何度もブチギレそうになります。
彼はギリギリまで追い詰められないと行動に移せないタイプで、本気を出したらいつでもダイエットできると思っています。
本気になったら俺はいつでもダイエットできる。
いつかやるけど、今はその時じゃない。
でも夫の言う“いつか”はたぶん永遠に来ないと思うのです・・・。
夫が本気になるのは、定年後または命に関わる病気を宣告された時、つまりすでに手遅れになった時だと思います。
年齢が若いほど代謝が良く痩せやすいのですから、いつだってダイエットのベストタイミングはいつかではなく今です。
本人が努力しなきゃ意味ない!
自分自身の問題でしょ!?
子供じゃないんだから!
自分でやりなよ!
太っているのは本人の怠慢のせいで、全ては本人の問題なのに、どうして”私だけ”が頑張らなきゃならないのか?
ダイエットは太っている本人にやる気がなければできないと思っていました。
夫の肥満は誰にとっての問題?
でもここでひとつ、ふと思ったことがあります。
それは、どうして自分はそんなに夫に痩せてほしいのか?ということです。
夫が太っていることに、なぜこんなにもイライラするのかな?
夫の健康を心配し、夫のために頑張っているつもりでした。
しかし実は、それはどうやら違うなと薄々気づいてもいました。
食べるのがストレス発散&趣味な夫。
夫は美味しいものを食べることが大好きです。
評価の高いお店を探して長い列に並んで食べたり、休日には時間をかけて凝った料理を作ったり、食べること自体がストレス発散であり趣味になっています。
なのでダイエットのために我慢するより、今食べたいものを美味しくたくさん食べることを優先しています。
本人は太っているデメリットをあまり感じていないようなのです。
食べなきゃやってらんないよ。
夫が病気になることへの不安。
一方で、好きなだけ食べてダイエットしない夫を傍らで見ていて不安になっているのは自分です。
このままいけば、夫は確実に生活習慣病になってしまいます。
ある日急に心臓が止まって突然死するかもしれません。脳梗塞で倒れるかもしれません。
私は今の夫との暮らしが好きです。
できれば1日でも長く一緒に過ごしていたいのです。だからできるだけ元気で長生きしてほしいと思っています。
ある日突然夫がいなくなり、1人取り残される日が来るのが何より怖いのです。
その恐怖がダイエットしない夫への怒りとなって現れているのでした。
まるで「あなたのためを思って言っているのよ?」を連呼する毒親やブラック上司と同じ。
そう、私が夫にダイエットしてほしいのは自分自身のためなのです。
夫を痩せさせる言葉のかけ方。
痩せろと言うのをやめる。
夫に痩せてもらうためには、まず「痩せろ」とガミガミ言うのをやめることが大事です。
夫が好きなだけご飯を食べているのをみると、イラッとしてつい文句を言ってやりたくなります。
しかしそれで「わかった、じゃあ痩せるわ」と夫がダイエットを始めることが今まであったでしょうか?
北風と太陽という寓話があります。
力ずくで無理に動かそうとしても、相手は動かないという教訓です。
夫は痩せろと言えばいうほど、そして妻の意見が正論であるほど笑、余計に反感を持ち、ダイエットするもんか!と意固地になるのです。(めんどくさっ、子供かよ!)
お前のいうことなんて絶対に聞くもんか!!
だらしない姿につい言ってやりたくなりますが、夫がやせる気になることは決してないので泣、やせろと命令するのはできるだけ控える方が逆にうまくいきます。
自分が疲れているときはつい言ってしまったりしますが泣
痩せてほしい本当の理由を伝える。
もしどうしても何か言いたいのであれば、痩せてほしい本当の理由を素直に伝える方が効果的です。
私の場合は、夫に先立たれ1人残されるのが寂しいという将来の不安があることを伝えました。
ポイントは「私」を主語にすることです。
自分のために痩せてほしいと伝えることで夫も耳を傾けやすくなります。
お互いに疲れていない、心にゆとりのある休日に伝えてみたよ
心からの気持ちは必ず相手に伝わります。
最も効果的なのは食事管理。
夫をやせさせるために一番効果があったのは圧倒的に食事の栄養管理です。
運動させるより圧倒的に楽!
妻が買い物をし献立を考えて作っている場合、ある程度夫の食事内容をコントロールし、夫のやる気に関係なくダイエットを行うことができます。
食事管理していることを悟らせない。
夫の食事管理をするにはまず、痩せさせようとしていることを夫に悟られないことが重要です笑。
人は誰かにコントロールされていると感じると途端に反発したくなることが多いです。
お前のいうことなんて絶対に聞くもんか!
夫のために頑張っている自分の努力を知ってほしいと思う気持ちはありますが、自分が努力していることは決して言わないようにします。
悟られないように夫を手のひらでコロコロ転がすんです笑。
能ある鷹は爪を隠す!
食事内容を変えるのは、あくまでも夫のダイエットのためではなく、自分が食べたいからということにすればすんなり受け入れられることが多いです。
うるさい!俺は揚げ物にする!
何を食べようが俺の自由だ!
そうなの?じゃあ和食にするか!
お菓子を置かない&お使いに行かせない
食べる物が家にあるからつい食べてしまうんですよね。
なんか小腹が空いたな。
お、甘いものあるじゃん。
妻がスーパーで買い物をしている場合は、お菓子など余計なものを買いすぎないように注意したいところです。
そもそも家になければ物理的に食べられないので諦めがつきますし、無理に我慢する必要がないので辛さも軽減します。
食費の節約にもなりますよ。
また、夫におつかいを頼むと、ついでにお菓子やおつまみを買ってしまいがちです。
特に仕事終わりは疲労&空腹で判断力が鈍っていて買いすぎる傾向にあるので、基本的に夫はスーパーやコンビニに行かせないのがベスト。
外にいるけど、ついでに何か買ってこようか?
ありがと!今は足りてるからいいわ
食事管理に「あすけん」を使う。
食事管理については、ダイエットアプリのあすけんを使うのが一番効果的でした。
回し者じゃないです。本当に使って効果があった!
食べた食事を入力すると、我が家は脂質が多く太りやすい献立が多いとわかりました。
食べるのが好きな夫に美味しく食べてもらいたいと思い、脂質多めのメニューを無意識に選んでいました。
おいしくしようと思うと、脂質と糖質が増えがち。
そこで献立を工夫し、脂質の摂取量を適正範囲内に収めるようにしました。
あすけんの攻略方法はこちらで詳しく書いています。↓↓
やまみさんの料理も参考になります。↓↓
夫に運動もさせるなら。
何度も言いますが、圧倒的に効果があったのは食事管理です。
食事管理なら自分1人が頑張ればいいだけで、夫自身を動かしてやらせる必要がないからです。
運動をやらせるのは自分が疲れるのでおすすめしませんが、どうしても運動してほしい場合、効果があった方法をお伝えします。
運動せざるを得ない状況を作る。
ダイエットや健康維持のためにする運動って結局続かないんですよね。
疲れてる日は運動する気力ない。
そこで運動で痩せたいなら、運動をせざるを得ない環境を作ってしまうのがベスト。
例えば、手取り早いのが通勤です。職場には必ず毎日行かなければならないので、徒歩や自転車を使えばやる気がなくても継続的に運動ができるようになります。
ただし、急に職場は変えられないので、
なども有効です。
ショッピングモールをうろうろするだけでもかなり歩くので運動になります。
ニトリで一緒に椅子を見てくれる?
(買わないけど)
うん?あー、いいよ。
日常生活でもカロリー消費が可能。
ゆるすぎる目標から始める。
運動を続けるためには、やる気を出さなくてもできる軽い運動から始めるのがベスト。
いきなりスクワット60回ではなく軽いストレッチから始めると言った感じです。
ストレッチなら、まあやってもいいかな。
“1週間に1回ストレッチをする“という目標なら、仕事で疲れていてもやる気になってくれました。
さらに、小さな目標を立てたら最低でも1ヶ月間はレベル上げをしないのがコツです。
人が習慣を作るためにはおよそ2ヶ月かかるそう。
ストレッチという目標を決めたら、2ヶ月間はストレッチだけをやり続けるのです。
ゲームを使ってダイエット。
夫に家の中で簡単にできるリングフィットアドベンチャーで運動してもらいました。
私が先にやっていて夫を誘いました。
これどう?やってみない?
へぇ、ちょっとだけやってみよかな。
自分で運動メニューを考える必要がないですし、ゲーム感覚なので運動が続けやすいです。
約3ヶ月で−8kgのダイエットに成功
この食事管理と運動を続けた結果、夫は約3ヶ月でマイナス8キロのダイエットに成功(2022年7月)しました。
子供に「勉強しろ!」と言っても絶対に言うことを聞きませんよね。
夫だって同じです。そう、子供なんです笑。
太っている夫にダイエットをしろ!と言っても、余計に意地を張って食べ続けるだけ。(ムカつく!笑)
本当に痩せてもらいたいなら、自分が少し大人になってひと工夫する必要があります。
私の夫が健康な体型に戻るにはまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ痩せてもらえるように頑張りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。