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簿記3級に合格しました。
2021年11月某日、日商簿記3級のネット試験を受けて合格しました。
なぜ簿記をやろうと思ったのか、どうやって勉強したのかを書き残しておきたいと思います。
簿記を受けることにした理由。
簿記を選んだ理由は、勉強するデメリットがないと思ったからです。
まず、簿記の資格があれば就職で有利になると思います。
求人を見ていても「簿記2・3級取得者優遇」と記載がちらほらありましたし、未経験からでも一目置かれ採用されやすいと思いました。
また、生きていくには必ずお金が絡むので、知識として必ず人生に役立つと思いました。
特に、副業など個人で稼ぐ力が求められるこれからの時代において、会計の仕組みをきちんと理解していることは大きなメリットになると思います。
さらに、辛口の意見が目立つ笑ひろゆきさんや「お金の大学の両学長」など、知見のある方々が簿記を価値ある資格として絶賛していました。
そして個人的ですが、仕事で少し会計の仕事をしていたので、簿記の分野に関して少し馴染みがあったのも理由の一つです。
このように、勉強時間を取られる以外に、簿記を勉強するデメリットが何も思い付かなかったのです。
他にも勉強したい資格は色々ありますが、今の自分にとって一番現実的で最もリターンの大きい資格だと思いました。
本当の自由を手に入れるお金の大学
合格まで目安の勉強時間。
私が簿記3級を勉強し始めてから合格するまでかかった期間は、1ヶ月と3週間(1日2時間)でした。
勉強時間は1日2時間にとどめました。
これが「勉強って面白い!楽しい!次が知りたい!」と自分で思える、一番心地よい勉強ペースでした。
受験勉強は苦痛でしたが、勉強って本来、楽しいんですよね笑。楽しいから続くんです。
1日5時間頑張るぞ!と気合いを入れるより、無理せず続けられるペースを保った方が合格に近づくのかもしれません。
おすすめのテキストや問題集。
ホントにゼロからの簿記3級。
最初の1ヶ月は動画とテキストを読み、各章ごとに内容を理解する勉強をしていました。
Amazonで「簿記3級」と検索して1つだけレビュー件数と評価の高さがぶっ飛んでいる本を見つけました。
この著者の方は簿記の勉強を暗記するのではなく、きちんと納得し理解できるように説明してくれます。
学生の頃、「とにかく覚えろ!」と言われるのがとても苦手で、先生に「いいから次に進め!」と言われても、なぜそうなのか?がとても気になって、なかなか次に進めませんでした。
この著者の方はそういう意味でとても親近感が湧きます笑。ちゃんとなぜなのか?を一生懸命教えてくれるのが嬉しくて好きです笑。
また、実務経験がある方なので、わかるようなわからないような堅苦しい簿記知識を、実社会・実務に置き換えて説明してくれるのでイメージがわきやすいです。
勉強って本来こういうことだなぁ(実際に役に立たないと意味ない)と思いました。
Youtubeと本がありますが、Youtube動画をメインで視聴し、本は動画視聴後にわかりにくかったところを復習したり、練習問題を解くのに使ったりしました。
ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ
スッキリわかるシリーズ問題集。
テキストで試験範囲の理解を終えたら、実際の試験の雰囲気を知るために問題集を購入しました。
掲載されている試験回数が全9回と多く、ネットの模擬試験を受けることができることから、こちらの問題集を選びました。
最初は時間配分を気にせずに問題を解いていき、わからない箇所があったら答えを見て復習していました。
ひと通り時間配分を理解したら、次は時間を測って複数回解き直しました。
掲載されている回数が多いので、問題集はこれ1冊で十分でした。
スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2021年度 (スッキリわかるシリーズ・旧:スッキリとける 過去+予想問題集)
ネット試験対策プログラム。
上記の問題集にはとてもありがたいことに、実際のネット試験と同じように画面上で問題が解けるプログラムがついていました。
問題の内容は上記と同じなのですが、第1問〜第3問の組み合わせをランダムに出題することもでき、全部で5回分受けれるので全て受けました。ネット試験の雰囲気や時間配分について把握することができました。
実際にネット試験を受けましたが、画面の表示方法は全く同じでした。
(※動作環境について:macではファイルを開けなかったので、windowsで使用しました。)
ネット試験を受験してみて。
実際にネット試験を受けたので感想をお伝えします。
ネット試験の時間配分。
試験問題は大きく第1問〜第3問まであります。
私の使っていた問題集では第1問→第3問→第2問の順番で解くように指導されていたので本番でもその通りにしました。
私は第2問がとても苦手だったので、点数を稼ぐにはこの順番が最適でした。
第1問→15分以内。
平均で約12分ほどで解けていました。
「ん?」と引っかかった問題は、深く考えず飛ばして後で考えるようにしました。
第3問→20分以内。
順調に解ければ20分くらいで解けると思います。
一つ計算ミスがあると問題全体に影響し再計算に時間がかかるので、とにかく落ち着いてゆっくり時間をたっぷりかけて丁寧に解いていくのが大事だと思います。
第2問+全体の見直し→残った時間。
第2問はイレギュラーな?問題が多く、テンパりやすいので最後にしました。
完璧は目指さず、でも諦めず部分点を狙いました。
「もうわからない!」となったら、他の問題の見直しに時間を使いました。
ネット試験のメリット。
まず、自分の都合や勉強の進捗状況に合わせて受験できるのが最大の魅力だと思います。
年に3回しかない紙の試験と違って、ネット試験はほぼ毎日のように試験が行われているので、満足いくまで勉強し、今なら頭が冴えている!という最高の状態を狙って受験することができます。
またネット試験では、受験が終わると合否結果がその場ですぐにわかります。
結果のボタンを押すと合否が画面に表示されるのですが、押すのはとてもドキドキしました。
紙の試験とは違って、1ヶ月前後の間もやもやしながら合格発表を待つ必要もありませんし、次の試験に向けて時間も有効に使えるのはメリットだと思います。
ネット試験のデメリット。
実際にネット試験を受験してみてデメリットに感じたことを挙げてみます。
まず、問題文が画面に表示されるため問題そのものにメモ等を書き込めないことです。
例えば決算整理仕訳で、現金過不足や仮受金の処理を終えたあと、「これはもう0円にした!」と問題文に二重線を引くことができません。
画面上の決算整理前試算表を見て電卓で計算をし、画面上の貸借対照表や損益計算書に数字を直接書き込んでいました。
また試験時間についてですが、簿記以外のネット試験を受けている方がいたり、同じ試験でもそれぞれが自分のタイミングで試験開始ボタンを押すので、受験する方が何人もいると入退室の時間がバラバラになり少し気が散りました。
そして、部屋が狭かったので隣の人のキーボード入力音も気になったりました。(紙の試験でも書く音がうるさいなどはあるかもしれませんが。)
学生から今までずっとペーパー試験を受けてきたので、紙との違いに少し戸惑うかもしれません。
しかしむしろこれからの時代は、ネット試験が主流になっていくのではないのでしょうか?
一長一短はありますが、デメリットを差し置いても、「十分勉強した!」「今が一番冴えてる!」と思える自分のタイミングで受験できますし、
結局は慣れの問題かと思うので、次の試験もネットで受けようと思っています。
簿記3級独学の難易度。
簿記3級は難しすぎることもなく、範囲が広すぎることもないので、きちんと勉強すれば努力が実る試験だと思います。
ただし、1,2週間でどうにかなるほど簡単でもないと思いました。
例え受かったとしても暗記に頼ることになり、せっかくの知識をすぐに忘れてしまいそうです。
短期間で詰め込むにしても最低1ヶ月くらいはじっくり勉強した方がいいと思います。
まとめ。
簿記3級は、努力した分だけ成果が出るので単純に嬉しかったですね。
社会的にも認知度が高いので就職に活かせますし、会計は全国どの会社にも必要なことなので、需要もあるかと思います。
一般教養としても役に立ちますし、一度取れば一生ものの資格です。
会社経験があるので「あれはそういうことだったのか」と発見があり、知識の洗い直しになって面白かったです。
簿記は苦手ではないことが分かったので、次は2級に挑戦したいと思います。
進捗があればまたご報告します。
【テキスト】
ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ
【問題集】
スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2021年度 (スッキリわかるシリーズ・旧:スッキリとける 過去+予想問題集)