防災食選びの基準。
防災対策として食品の備蓄を考えるうちに、防災食選びについての基準がわかってきたのでご紹介します。
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普段から食べ慣れている。
ただでさえストレスを感じやすい被災時こそ、普段から食べ慣れている食事で心を落ち着けたいと思っています。
なのであえて”防災食”として売られている商品ではなく、なるべく普段使いの食事をローリングストックするようにしています。
全てが非日常の不慣れで張り詰めた空気の中で、せめて食事だけは日常を保っていたいと思うからです。
賞味期限が長く保管が楽。
防災食は賞味期限を管理する必要があり、収納場所にも悩まされます。
例えば、カップ麺は意外にも賞味期限が1年もたないので、賞味期限が切れていないか頻繁に確認するのが面倒でした。またサイズが大きいので場所を取ることがわかりました。
この悩みを解決してくれたのが缶詰です。
缶詰は賞味期限が長く常温で保存が可能で、おまけに小さいので場所も取らず普段の料理にも使えるので防災食に最適だと思いました。
コスパ良く日常でも使いやすい。
特別ないわゆる”防災食”は長期保存用の特別な加工をしているためか、少し割高な印象があります。
普段の食事より割高な防災食をまとめて購入するのは、庶民の私にとってはなかなかの勇気が入り、つい後回しにしてしまいがちでした。
そこで、あえて防災用に特別な”防災食”を購入するのではなく、スーパーでも買えるような食品を選び、賞味期限が近づいたら普段の食事に利用してローリングストックすることで、防災食購入へのハードルを下げることにしています。
防災食の栄養バランスを確認。
栄養管理アプリ「あすけん」で用意した防災食の栄養バランスをチェックしてみました。
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インスタント食品は塩分高め。
やはり、一般的に非常食に便利とされているカップラーメンや味噌汁などのインスタント食品は飽和脂肪酸や塩分が高めでした。
特に水が不足する被災時には塩分は控えめにしたいところです。
野菜ジュースでは足りない。
また意外にも、野菜ジュースは1日の栄養としては不足があることがわかりました。
水に溶けず熱に強いビタミンAは十分に摂取できるようです。
防災食の栄養を整える方法。
そこで、防災食の栄養バランスを整える方法を考えました。
主食は常にローリングストック。
まず、できるだけ普段から食べている食品は常に多めに購入・保管しローリングストックしています。
例えば、普段から朝食として食べているフルグラは常に自宅に2袋以上ある状態にして古い方から順に食べています。
レトルトのご飯も保存しやすく調理しやすくかつ美味しいです。ご飯を炊き忘れた時に使えるので普段でも愛用しています。
電子レンジが使えない可能性がある被災時はお湯で温めることにします。
たんぱく質と食物繊維は缶詰で。
次に、多めに購入・保管するのが難しい食品は缶詰で防災食としてストックします。
例えば、生では長期保存が難しい肉・魚(たんぱく質)と野菜(食物繊維)は缶詰で1週間分ストックしています。
缶詰はスーパーでも売っています。
たんぱく質の缶詰。
サバの水煮は普段の料理にも使えます。これは臭みがなくて美味しかったです。
レバーの缶詰は、不足しがちなビタミンAや鉄分が含まれているので普段からストックしたまに食べています。
食物繊維の缶詰。
肉・魚系の缶詰はたくさん売られていますが、野菜・惣菜系の缶詰は種類が少ないです。
そこで目をつけたのが豆類の缶詰です。
大豆やひよこ豆など豆類の缶詰は食物繊維が豊富で、野菜不足を補う防災食として期待できそうです。
水溶性のビタミンはサプリで。
そして、ビタミンCなど被災時は特に摂取が難しい水溶性のビタミンはサプリで摂取することにしています。
日頃から食事の補助的に飲んでいるサプリを使用すれば、被災時も不慣れな食品で体調を崩さずにすみます。
ビタミンBは不足すると口角炎や口内炎が増えるので必須です。
日常でも取りづらいカルシウムは常用しているサプリを使っています。
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まとめ。
栄養バランスを考えて防災食を選んだ結果、全ての栄養素を適正にすることができました。
忙しい日常の中、防災食を準備することすら面倒なのに、栄養のことなどさらに後回しにしがちです。
それでも最近災害が多く、地震も増えていてニュースを見るたびに不安をあおられることが多いです。
少しでも防災対策をしておけば、「万が一何かあったとしても、自分はやるだけの準備はしているから大丈夫」と必要以上に不安にならずに済むので、
余裕がある時にでも、少しずつ手をつけてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。